通風02 【高低差を利用する】

通風01 【風を取り込む】では、縦すべり窓を使用して風を取り込む事をご紹介しました。

今回は高低差を利用します。
暖かい空気は上にあがりますので、高い部分に窓を設置すると風が抜けていきます。

高窓の通風
ロフトに高窓を設置しました。
勾配天井を利用し、通風効果を良くします。
外に風が吹くと建物にかかる風圧力の差で通風の効果も期待できます。

高窓の通風
こちらはLDKのキッチンに高窓を設置しました。
これも暑い季節に調理から出る熱を効率的に逃がす効果が大きくありました。

LDK
高窓の下には食器収納がありますので、窓に手が届かず、開閉は電動です。
高い位置にあるので、掃除しにくいのがデメリットです。

高低差を利用した通風も面白いですね。



ブログランキング・にほんブログ村へ



通風01 【風を取り込む】

今回は通風についてご紹介します。
今の季節(現在5/2)は、心地よい風を住まいに取り込むととても快適ですよね。

風は地域と季節によって、吹く方向が変わります。
下記のサイトは、地域の風の方向を頻度別に紹介しております。
自立循環型住宅-気象データ

設計では、その季節によく吹く方向の風を卓越風といいます。
さきほどご紹介したサイトを参考に卓越風を住まいにどう取り込むのかを検討します。

東京卓越風
こちらは東京の月ごとの風の方向です。
通風が気持ちいい5月や10月は南から南西、北北西からの風の頻度が多いですね。
そちらに窓をつくり取り込む事を心がけます。

卓越風も大事なのですが、住宅密集地は道路の方向が風に影響します。
また隣家の位置でも、風の流れは変わります。
特に隣棟間には風が吹きやすいので、ウインドキャッチで風を捕まえる方法もあります。

縦すべり窓
縦すべり窓、ウインドキャッチにとても有効です。

ウィンドキャッチ
こちらは我が家のウインドキャッチ。
住宅密集地で隣棟間が狭いです。
縦すべり窓を有効に使いました。



ブログランキング・にほんブログ村へ


断熱09 【窓の断熱性能をあげる】

断熱08【窓の断熱性能】では、窓枠とガラスの違いで、断熱性能が変わることをご紹介をいたしました。

今回は窓につけるカーテンやブラインドの付属物で窓の断熱性能を良くする物をご紹介をいたします。

我が家では下記の窓をLDKに使用しました。
樹脂枠とトリプルガラス 1.70W/㎡・K

数値は熱貫流率です。
熱貫流率は熱の通しやすさを表す数値です。
数値が高いと熱を通しやすく、数値が低いと熱を通しにくいことになります。

樹脂枠とトリプルガラスの窓に色々な付属物をつけた時の熱貫流率です。
外付けのシャッターや雨戸 1.50W/㎡・K
障子           1.30W/㎡・K
カーテンBOX&カーテン  1.45W/㎡・K
ハニカムブラインド    1.17W/㎡・K

ハニカムスクリーン3
ハニカムブラインドは熱が逃げるのを3割カットと大きな効果があります。

窓の付属物は、組み合わせも可能です。
ハニカムブラインド+シャッター 1.07W/㎡・K

生活していると閉めるのが億劫な外シャッターも断熱効果があります。

020604.jpg

断熱03 -ブラインド-では、サーモカメラを使ってそれぞれの効果を撮影しました。
お時間があれば、ご覧ください。



ブログランキング・にほんブログ村へ





断熱08 【窓の断熱性能】

窓の断熱性能の続きです。
今回は数値で窓を比較していきます。

以前のブログで熱貫流率についてご説明しました。
中々と聞き慣れない言葉ですが、熱貫流率は熱の通しやすさを表す数値です。
数値が高いと熱を通しやすく、数値が低いと熱を通しにくいことになります。
熱を通しにくいことは。断熱性能が良いこととなります。

手でさわると木材よりも金属の方が冷たく感じますよね。
金属の方が木材よりも熱を通しやすいからです。
熱貫流率で言えば、木材よりも金属の方が熱貫流率は高いことになります。

断熱07 【窓を選ぶ】でご紹介した窓の熱貫流率を見てみましょう。
アルミ枠とシングルガラス    6.51W/㎡・K
アルミ樹脂複合枠とペアガラス  4.07W/㎡・K
樹脂枠とペアガラス(Low-E)    1.90W/㎡・K
樹脂枠とトリプルガラス     1.70W/㎡・K
高性能5層ガラスのレガリス    0.55W/㎡・K

ガラスの枚数が多くなると、熱貫流率は低くく、熱を通しにくくなります。
枠材はアルミよりも樹脂の方が、断熱性能が高いですね。

窓は外壁につけますので、外壁の熱貫流率と比べてみます。
断熱06 【外壁の断熱】でご紹介した外壁の熱貫流率は0.25W/㎡K 。
窓と外壁を比較すると、窓は外壁の2~26倍の熱を通すことがわかります。

冬の陽あたり
住まいの断熱性能をあげて、冬は暖かく夏は涼しい暮らしをするには、窓の断熱性能がとても重要だとわかりますね。

ハニカムスクリーン2
窓は外壁と違いカーテンやブラインド、障子といった付属物をつけることができます。
窓に付属物をつける断熱性能は良くなります。
次回は窓に付属物をつけた場合の断熱性能をご紹介をいたします。



ブログランキング・にほんブログ村へ

断熱07 【窓を選ぶ】

今回は窓の断熱について考えます。

窓の断熱性能は、ここ数年で良くなってきました。
10年少し前からガラスがシングルガラスからペアガラスに変わるようになり、窓の枠材がアルミ材からより断熱性のあるアルミ樹脂複合材に変わってきました。

シングルガラス
シングルガラスのアルミサッシ。
LIXILのDUO・SG(現在は生産終了しています)

最近では冬の寒さが厳しい北海道などで使用していた樹脂枠が、関東のような温暖他でも取り扱うようになってきました。
また木製サッシも樹脂枠サッシと並び、とても断熱性能のよい枠材です。

木製サッシ
写真左の窓が木製サッシ。



新しく住まいをつくる時、窓の断熱性が向上している昨今では、シングルガラスの窓は見かけなくなっていますね。
ペアガラスが主流になり、トリプルガラスも選択できます。
ペアガラス・トリプルガラスでもガラスの中に金属フィルムが入ったLow-Eタイプは、さらに断熱性能が良いものとなります。

トリプルペアガラス
ペアガラスとトリプルガラスの例。
トリプルガラスは、YKKapのAPW430。
話は変わりますが、ガラス枚数が増えると窓は重くなり、工事は苦労します。

真空トリプル
こちらは我が家で採用したYKKapのAPW330防火のLow-E真空トリプルガラスの樹脂サッシです。
ガラスの商品名は、スペーシアといいます。
中の粒々のところが、真空となってます。

高性能5層ガラス
LIXILさんでは高性能5層ガラスのレガリス。ここまで来るとすごい。
ガラスが2枚、3枚、5枚となると、ひげ剃りを想像してしまいます。

窓は外壁や屋根に比べて数倍の熱を通しますので、次回は数値的に窓の断熱性能の比較をしてみます。


ブログランキング・にほんブログ村へ

プロフィール

passivehousetokyo

Author:passivehousetokyo
仕事として家づくりを初めて、はや20数年。ようやく自邸を建てました。学校では教えてくれない家づくりは、誰もが未知の取り組みです。自らの経験を通して、家づくりの基礎、よかったこと、失敗したことなどなど、様々なことをお伝えしていきます!

最新コメント

検索フォーム