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プランニング07 【各階の高さ】

我が家の建物高さを検討していきます。
土地17坪という狭小住宅ですので、プランニング05プランニング06でご紹介した通り、ロフトをしっかりつくり、生活で有効な面積をなんとか確保します。

狭小住宅でロフトをつくることは、建物の高さ制限がある地域は、中々と苦労します。

そこで各階の天井高さをさらに検討していきます。
通常は2.4mの天井高さが一般的でしょうか。
高いと2.6mや2.7mの住まいもあります。

我が家では、各階の天井高さを2.2mにしました。
お客様の設計をしていますと、天井高さが通常よりも20センチ低いと圧迫間があると多くのご意見をいただきます。

LDK
天井高さを2.2mに低くしましたが、落ち着きがあり、窓や階段の配置により空間がひろがり、低さが気にならないリビングダイニングとなりました。
ご見学いただいた方からも、同じようなご意見をいただいております。
家族が皆、あまり背が高くないこともあります。

天井が少し低いとちょっとした利点もあります。
天井が低いので、階高もひくくなり、階段の段数が少なくなる。
空間の気積が小さくなり、冷暖房の効率もよくなります。

断面図
各階の天井を低く設定し、ロフトを設け、道路と北からの高さ制限以内にまとめました。
片流れ屋根にしたのは、ある、太陽光発電と太陽熱給湯を南の方向にするためです。

これで高さが決定しました。
プランニングは構造の検討に入ります。


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断熱06 【外壁の断熱】

断熱05では、屋根と基礎の断熱方法を記載しました。
今回は外壁です。

外壁は充填断熱と付加断熱を(外断熱)しています。

充填断熱
以前にも紹介した充填断熱の断面図

外断熱

こちらは付加断熱とした外断熱の構造
2種類の断熱をするのでダブル断熱とも呼びます。

グラスウール
充填断熱の施工写真。グラスウール105㎜です。
グラスウールの表面には防湿シートがついてますので、壁内に室内の湿気が入るのを防止しています。

スタイロフォーム
付加断熱に外断熱として、プラスチック系断熱材のスタイロフォーム40㎜
スタイロフォームには、防水と気密の役目があります。
今回は断熱をご紹介しておりますが、防湿、防水、気密も家づくりにはとても大切なことですので、またご紹介をいたします。

外壁の熱貫流率は、0.25W/㎡Kと設定しました。
次回は窓の断熱性能についてご紹介します。

※ブログ中の挿絵、住宅省エネルギー技術施工技術者講習テキスト-基本編-より転載いたしました。


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プランニング06 【ハシゴと階段】

プラニング05では、ロフトについてお話ししました。

ロフトは、色々な制約があります。
今回はその一部、ご紹介します。

ロフトの天井高さは1.4mまでです。
建築の専門用語では、小屋裏収納と呼びますので、収納としての部屋のため高さに制限があります。
ロフトへの移動にも、制限がある時があります。

主にロフトは、階上の場合が多いです。
ロフトへの移動のため、階段をつくるかハシゴをつくるかは、悩ましいところです。
階段は登りやすく、荷物を運びやすいのですが、場所(面積)をとります。
ハシゴは移動もしやすく、工事費は安価ですが、昇りにくく、荷物も運びずらい点があります。
建築する地域によっては固定階段を禁止とし、ロフトへはハシゴとしている地域もあります。

ロフトハシゴ
移動式タイプのハシゴ。
ハシゴが重いとハシゴを移動しにくいのが、難点です。
軽いハシゴとした方が使いやすくなります。

収納ハシゴ
こちらは天井に収納式のハシゴ。
取り出しやすく、ハシゴを収納しやすいところが、良いところです。
幅が小さめなので、荷物を持って登りにくい面もあります。

段ハシゴ
こちらは段ハシゴ。
ハシゴですが、階段の踏む面が広く、登り安い形状です。
階段ではないので、固定階段禁止の建築場所でも設置が可能です。

ロフト01
こちらは固定階段。
しっかりとつくりました。

色々なハシゴがあります。
タイニーハウスさんの「階段とハシゴ事情」
様々なハシゴの例があるので、とても参考になるサイトです。

ロフト階段
我が家では、ロフトに上がる固定階段とワークスペースを兼用しました。

ロフトや小屋裏への移動には、色々な階段やハシゴがありますね。




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断熱05 【屋根と基礎の断熱】

断熱04では、充填断熱工法と外断熱工法について、ご紹介をいたました。

今回は我が家の断熱方法をどのようにきめたかを、数値を追ってご紹介をいたします。
我が家の外に接している主な断熱する場所は、屋根と外壁、基礎、窓です。

基礎の断熱は、色々な断熱方法がありますが、基礎内断熱としました。
基礎に断熱ではなく、1階の床に断熱することもあります。

基礎内断熱
基礎にプラスチック製断熱材(商品名:スタイロフォーム)を取り付けてます。
基礎からの熱貫流率は、0.69W/mKと設定しました。
熱貫流率は熱が逃げてしまう数値なので、数値が低い方が、熱が逃げにくく
より断熱していることになります。
断熱設計ではそれぞれの場所の断熱性能を数値化して、検討していきます。


屋根は夏の陽ざしを多く受けて、暑くなりやすいので、外断熱+充填断熱のダブルとしました。

屋根外断熱
屋根の外側にプラスチック製断熱材を設置。

屋根内断熱
屋根の内側にも プラスチック製断熱材を設置。

屋根はロフトもあるので、しっかりと断熱。
屋根から 熱貫流率 は0.16W/㎡Kと設定しました。

次回は外壁と窓についてご紹介します。



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プランニング05 【ロフト】

プランニング04では、道路斜線と高度斜線について検討しました。

今回は各階の天井高さを決めるにあたって、更に狭小住宅では重要なロフトについてです。

狭小住宅では、出来る限りつけたいロフト。
ロフトは床面積に算入しなくて良いので、家を広くつくることができ、収納を増やすことができる手段です。

ロフトは建築用語では、小屋裏収納といいます。
ロフトの主な制限は
高さは1.4mまで
広さはロフトの下の階の半分まで

他にも行政庁により色々な制限がありますので、詳しくは建築士の方へご相談ください。

ロフト02
ロフトは最上階の上に設けることがおおいです。
階の途中にもつくれます。
ロフトへの移動は、階段やハシゴが必用です。
圧倒的にハシゴよりも、階段が登りやすく便利です。
こちらも建設する行政庁により、階段が不可のところがあります。

東京都の場合は、プランニング04でもご紹介したとおり、高度斜線や道路斜線により、ロフトの設置が難しい敷地もあります。
特に第一種高度地区の場合は制限が厳しいので、土地をお探しの方は、お気をつけください。

ロフト01
ロフトのつくり方は色々とありますが、開放的につくると、子供の秘密基地みたいに遊びも取り入れられますので、楽しいですよね。



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断熱04 【断熱の方法】

断熱03は断熱材をご紹介しました。
今回は木造の断熱方法です。

主に外壁のなかに断熱する充填断熱工法と外壁の外側に断熱する外断熱工法があります。
両者を組み合わせたダブル断熱をする方法もあります。

充填断熱
充填断熱工法は、外壁の柱と柱のなかに断熱材を入れ込みます。
最も採用されている工法です。
壁の中に入れるため、ボード系の断熱材よりも繊維系や吹き付け系の断熱材の方が、施工しやすいです。

スタイロフォーム
※ボード系断熱材(ネオマフォーム、スタイロフォームなど)
グラスウール
※繊維系断熱材(グラスウール、ロックウールなど)
セルローズファイバー
※吹付系断熱材(ウレタンフォーム、セルローズファイバーなど)

防湿のきちんとしないと、内部結露のリスクがたかまります。
内部結露を起こすと、壁の中の木材ににカビや腐朽しやすくなります。
防湿については、また違う機会にご紹介しますね。

外断熱
外断熱工法は、外壁の外側に断熱材をつけます。
壁が厚くなります。
充填断熱よりもコストがかかりやすいです。
充填断熱工法では、柱や梁の木材部分を断熱することはできません。
これを熱橋 (ヒートブリッジ) といいます。
木材は断熱材よりも熱を通しやすいからです。
外断熱工法では柱や梁などの木材の部分にも断熱できるメリットがあります。
外断熱工法の断熱材は、ボード系断熱材や 繊維系断熱材が、多く使用しています。

最近では断熱性能向上のため、充填断熱工法と外断熱工法(付加断熱ともいいます)の両方を採用する住まいも増えてきております。

次回は我が家の断熱性能を検討していきます。

※ブログ中の挿絵、住宅省エネルギー技術施工技術者講習テキスト-基本編-より転載いたしました。


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プランニング04 【天空率と高度斜線】

プランニング03 【CGから陽ざしを検討】にて間取りを決めましたので、建物の高さを検討します。

建物高さは、法律や条例で定めております。
我が家の場合は、南の道路と北の隣地境界からの高さ制限がありました。
建築用語で
道路の高さ制限は、道路斜線
北の隣地境界からの高さ制限は、高度斜線
と言います。

狭小住宅では、法律で規制する範囲内で、最大限まで広く高く住まいをつくっていきます。

プランニングでは平面でよかったのですが、高さが加わると立体的になってくので、難しくなってきますよね。

まずは道路斜線です。
道路斜線は一般的な検討方法だと、少しでも有利に考えたいので、天空率 計算 という方法を使い検討していきます。
天空率計算を使うと、建物の高さが道路斜線を超えてしまっても大丈夫です。

天空率180305-2
天空率は複雑な計算方法ですので、トライ&エラーを繰り返し検討していきます。
狭小住宅では、必須の方法です。

次は高度斜線。

高度斜線180305
我が家の敷地では、高度斜線が10mから斜線により高さ制限があります。

この南の道路斜線と北の高度斜線をにらみながら、各階の高さを決めていきます。



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パッシブ冷暖06

2/28、朝7時。外気温6℃。

KIMG1041.jpg
昨日にパッシブ冷暖をとめて、現在、無暖房。

あたたかいって、素晴らしい。

KIMG0849.jpg
本日も天気がよく、陽ざしであたためます。

冬本番のパッシブ冷暖の光熱費がでました。
12~1月はパッシブ冷暖05でも、ご紹介しましたが、
寒さ本番時期1~2月のパッシブ冷暖のランニングコストです。

1~2月の電気消費量、177.4kWh。
電気代、3902円。

冬本番でも、2階のLDKを中心に1階をあたためても、この電気代。
エアコン1台でなかなかのローコストで、家をあたためています。

ちなみにこの期間の家全体の電気消費量と電気代は下記です。

電気消費量 268kWh
電気代 7154円

しっかりとした断熱×パッシブ冷暖×日射取得

この相乗効果が、あたたかい住まいを実現してます。

※家全体の電気使用量と電気代については、太陽光発電、基本料金など加味しております。



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プロフィール

passivehousetokyo

Author:passivehousetokyo
仕事として家づくりを初めて、はや20数年。ようやく自邸を建てました。学校では教えてくれない家づくりは、誰もが未知の取り組みです。自らの経験を通して、家づくりの基礎、よかったこと、失敗したことなどなど、様々なことをお伝えしていきます!

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